前期高齢者医療制度
2023年11月20日
前期高齢者医療制度とは、65歳~74歳の方を対象とした被用者保険(協会けんぽや
健康保険組合等)と国民健康保険間の医療費負担を調整するための制度です。
前期高齢者の加入人数が多い国民健康保険の財政支援を、若年者の加入の多い
健康保険組合等から、 前期高齢者納付金という名で負担が求められます。
前期高齢者医療制度は後期高齢者医療制度のように独立した制度ではなく、あくまで
制度間の医療費負担の不均衡の調整を行うための枠組みで設けられた制度です。
したがって被保険者が65歳に達し、前期高齢者になっても75歳に達するまでの間は
現在加入している各医療保険者により、 療養の給付や高額療養費等の給付、保健
事業を従来どおり受けることになります。